米国債の買い方・購入方法。個人でも買える!

外貨建ての債券投資で最もメジャーな商品が米国債(アメリカ国債)です。 利回りは約1~3%と、日本債券に比べると高い利回りが魅力です。

米国債投資を始めるには、それを扱う証券会社に口座開設を行います。

  1. 米国債を扱う証券会社に口座開設
  2. お金を入金
  3. 任意の米国債を買う

米国債はどちらかと言えば、ネット証券よりも従来型の総合証券のほうが取り扱いが豊富です。 例えば、2019年1月28日現在の取り扱い数では、SBI証券の13種類に対し、SMBC日興証券(対面証券ですがネットから購入できます)で24種類と後者のほうが豊富です。

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米国経済の話題の1つに、政策金利の利上げがあります。 利上げは債券価格に影響を及ぼしており、実際に米国債に投資するETF(上場投資信託)や非上場の投資信託は利上げや他の影響を受けて値下がりしています。

一方、米国債を直接買い付け、満期まで保有する運用では、利上げの影響は受けません。 最終的な利回りと償還金額は変動しないからです。

故に、利上げが見込まれる相場においては、米国債の直接保有が有利です。

米国債投資を始めるための3ステップ

米国債の購入手順

米国債への投資は容易です。

  1. 米国債を扱う証券会社に口座開設
  2. お金を入金
  3. 任意の米国債を買う

債券の買い方は株の買い方と同じです。

ただし、債券投資は、株式投資のように「気配値を見て指値」みたいな買い方はしません。 その時、あなたがお使いの証券会社で扱っている商品の中から、あなたが買いたいと感じたものを買います。

なお、私たちが購入できる米国債は全て既発債です。

従来型の証券会社は販売数量が多い

米国債を販売する証券会社を通じて買います。どちらかと言えば、ネット証券よりも従来型の証券会社のほうが豊富なので、SMBC日興証券や野村證券など従来型の証券会社に証券口座を持ったほうが良いです。

有名な対面証券での米国債取り扱い状況
証券会社名 販売チャンネル 留意点
野村證券 店頭窓口 取引は1,000ドル単位
大和証券 店頭窓口
一部インターネット
取引は1,000ドル単位
口座手数料あり
SMBC日興証券 店頭窓口
インターネット
取引は1,000ドル単位
みずほ証券 店頭窓口 取引は1,000ドル単位

ご覧のように、ネットから買うならSMBC日興証券が便利でお得です。

米国債を含む債券の取り扱い状況は証券会社によって異なるため、販売時期によっては「条件にあったものが買えない or そもそも売っていない」こともあります。

ネット証券で買うなら?

有名な対面証券での米国債取り扱い状況
証券会社名 販売チャンネル 留意点
SBI証券 インターネット 取引は100ドル単位
楽天証券 インターネット 取引は100ドル単位
マネックス証券 インターネット 取引は1,000ドル単位

ネット証券は従来型の総合証券に比べて取扱数量が少ないので、販売していない場合もあります

米国債はいくらから投資できる?

額面100ドル or 1000ドルから

総合証券は1,000ドル、ネット証券は100ドル or 1,000ドル単位で取引できます

ドルで取引しますので、価格は毎日変わります。例えば、1,000ドル単位で1ドル110円ならば、購入に必要な価格は11万円です。

10万円で運用してもせいぜい数千円のリターンですから、より積極的に利益を得るためにはもっとお金が必要になります。そう考えると、最終的には100万円以上は投資できるといいですね。

既発債は参考価格で価格が変わる

既発債は額面と参考価格によって取引価格が決まります

  • 参考価格が100を超える場合は額面以上の金額を支払います
  • 参考価格が100以下の場合は額面価格よりも安く買えます

私たちが購入できる米国債は全て既発ですので、実際には

1,000ドル or 100ドル × 参考価格(額面価格のx%) × 今日の円相場 = 米国債購入に必要な価格

という数式で、取引価格が決まります。

米国債の利回りはどのくらい?

米国債には、半年毎に利払いが行われる一般的な債券(トレジャリーボンド)と、利払いを行わないゼロクーポン債と呼ばれる債券があります。 特に債券投資で得た収入を生活費の補填に回したいと考えている場合に注意を要します。

一般的な債券(トレジャリーボンド):約2~3%(2019年1月)

債券の残存期間、および発行タイミングにもよりますが、2019年1月時点で販売されている米国債の利回りは約2~3%です。 利回り0.05%の個人向け国債に比べ高いリターンが見込めます。

参考までに、日経平均株価を構成する225銘柄の平均配当利回りは1.8%前後です。

ゼロクーポン債:0%

米国債の中には、ゼロクーポン債と呼ばれる利回りが0%の債券も含まれています。

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ゼロクーポン債は利払いを行わない代わりに、参考価格を大幅に値下げして販売している債券で、割引債とも呼ばれます。 償還時には額面で返済されるため、利払い分を最後に一括で受けとることでリターンを得ます。

例えば、あなたが債券で得た利子所得を生活費の足しにしようと考えているなら、ゼロクーポン債への投資は適していません。 上述の通り、利払いは行われないためです。

米国債のリスク

米国債投資の一般的なリスク

米国債には以下のようなリスクがあります。

  • 為替変動リスク:為替変動で損をする可能性
  • 流動性リスク:売りたいときに売れない可能性
  • 信用リスク(デフォルトリスク):アメリカが破綻してお金が戻らない可能性
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利上げは影響ある?

利上げは米国債に以下のような影響を与えます。

  • 満期まで保有する場合は関係ありません
  • 途中で売却する場合には債券価格に影響あり

米国債を満期まで保有する場合には、利上げの影響はありません。一方、中途換金する場合には注意を要します。 というのも、金利が上がると債券価格は下がるため、中途換金時により低い債券価格での買い取りとなるかもしれないからです。

つまり、米国債の売買を繰り返して売買差益で利益を出したい場合には、利上げの動向に注意を払うべきです。

まとめ

  • 米国債は従来の総合証券を利用すると、特に既発債を買いやすい
  • 額面は100米ドルか1,000米ドルから。10万円以上の少額資産運用で利用可能
  • 債券を満期まで保有するつもりなら利上げは影響なし

先にも述べたように、米国債への投資を始めるならオンライン取引を専門とするネット証券よりも、従来式の証券会社が有利(例えばSMBC日興証券)です。 たとえ、あなたがすでにネット証券に証券口座を持っていたとしても、もう一社証券口座を開設し、両者を併用するのがオススメです。